「ただいまデース、英利開けて下さい」
「お帰りなさいサイレンさん、ニクス…は…」
「ご覧の通り寝てマス」

ニクスが一度寝ると起きようとしないのはいつもの事で姫抱きにされて帰って来たのは流石にびっくりしたが英利は気にしない事にした。

「飯どうします？」
「ワタシが今から作りマスよ、ニクスは…今日は無理デスネ。
ちょっと待って下さい、ニクスを寝かせて来ますから」

ニクスを寝かせご飯等一通りの事を済ませてニクスの部屋を覗くとニクスは起き上がってベッドに座っていた。

「起きていたのデスか」

座っていたニクスの服は暑かったのか少しは抱けていた、気のせいか顔等もほんのり赤くなっているように見える。

「なぁサイレン…抱いて





…俺を滅茶苦茶にして？」
「…なっ何を言っているのデスカそんな事出来るワケないでショウ」
「…悪りぃ、頭冷やしてくる」

ニクスが脇を通って去って行く時に微かに香る匂いこれは─────…。

「アナタさっきで何をしてマシた？」
「寝てた」
「嘘でショウ」
「…英利とヤってた」

サイレンはニクスを壁に押し付け問いただす、押し付けられ息がつまりながらも返事を返した。
ニクスから微かに香る匂いそれは精独特のものだった。

「退けよ、頭冷やしてくるって言ってるだろ」
「駄目です。
今一人にしたらアナタ誰にでも抱かれようとスルデショウ、そんな事をしても忘れられるのは一時だけデス何も消えませんヨ、そうなれば辛いのはアナタです」

図星だったのかニクスはうつ向いてずっと黙っていた。

「ニクスが落ち着くまでずっと一緒にいますから、苦しまないで下さい」
「今日…父、さんが…母さんと一緒にあいっ会いに来て、逃げたけどそしたら…軍の、軍の奴がいて…笑ってこっちに来るんだ全員、だから…だから逃げて逃げて「ニクスもういいですもういいですから」

ずっと離れないんだ何をしてもまだ追って来そうで影が離れないんだ」

ガタガタ震えるニクスを抱き締め何度も何度も背中を撫でる。

「ニクスは帰しませんニクスはワタシが守ります」


悲しい哀しい子供に温もりを捧げる慈愛の羊。

なっなげー。携帯からの人長く読み難くてスミマセン…orz
最近書くと頗る長い驚くほど長い昔はこんな長く書けなかったのに…愛の力だね!!(死

髭肉…？いや英肉？それとも両方…結果髭＋肉。
だって髭は肉のお父さんだもんね、髭は人の感情の変化に敏感だといいな。
自分の事は疎いけど。

さてさてニクスを抱いてしまった英利ですがニクスが様子おかしいのも分かってましたが同時に自分にはどうにも出来ないの分かっているのでニクスの申し出を受け入れる事しか出来ないのです。
おぉう確実に裏だな。
裏サイド①


ニクスが逃げた後を両親＋軍のお供が追い掛けてる訳ですよ、そこに神崎家長男士郎登場刀抜いて両親＋軍のお供に警告脅迫します。
セムもそこに出したいのですがそうしたらセムさん何様何者セム様ですよになるので却下パラサイトなら出せるだろうに……。
裏サイド②

この２ついつか書きたいかもどっち読みたいですかーやしー、この話は元々やしー捧げる物でした(笑
題名はかなしいとも読んで頂きたいしそのままいとしいとも読んでも良し。(わへ