「準備は出来たのか」
「はい、仰せのままに」
俺は贄、自分の欲のままに生きる獣を鎮める為に我が身可愛さに彼奴等は俺を差し出した。
「あれは大切な贄だからな傷付けずに連れて来い」
「御意……」
「また人間を集めているのデスか、貴方も変わってイマスね」
「黙れ髭が何をしに来た」
ニクスが捧げられる相手に声をかけた男、今しがた髭と呼ばれた男セムとサイレンは上級魔族でもまれな変わり者だった。
セムは人間を飼うのが趣味、サイレンは人間の使う物を集めるのが趣味である。
そんな二人の前にニクスは連れて来られた。
「ワォ…」
「ほぅ、綺麗だな」
「美しいデース」
「そんなお前等は醜いな棘と髭が、魔族ってのは綺麗だと思ってたのにな」
期待外れだなとしか思えない魔族二人に溜め息を着くニクス、がしかしこれで魔族二人が怒れば自分を差し出した町を滅ぼす事が出来る。
ニクスは自分が一人で死ぬ気など、死ぬつもり等ない。
「益々気に入った、お前は私の側にいてもらう、あぁそうだ」
「戻る場所が無い様にアナタの町ヲ滅ぼシテおきまショウ」
「変な奴等、俺何か側に置いても何にもなんないのに」
それでも側にいる事を断らないのは町が滅ぼびるのもあるが相手の何処か気に入る所があるからだった。
書いてる間物凄く楽しかったなぁ書くのに1時間かかってないと思われる、そしてやっぱりサイレンの口調が分かりまセーン。
この話は攻め側があまりにも動いてくれなかったのでやしーにアンケとってこの二人。
やしー寺熱冷めないうちに寺サークルだせね?(わぉめちゃ私信
誰かロキアイ恵んで下さい(平伏
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